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先々週、今週末まで行われているモーリス・ユトリロ展に行ってきました。
結構前から楽しみにしていた展示。
新宿で展示されていたときは迷子で見られませんでしたので、もう絶対見るんだという気持ちでした。

実はこの展示について、美術好きの知り合いからこんな風にいわれていたんです。
「わたし友人と行ったけど、おんなじ感想持っちゃったの。ネタばれになるから言わないけど、行って来たら感想教えてね!」
なんだか楽しそうににこにこしながら行っていたので、変な期待を混めながら(笑)、わくわく訪問。

道中はいい天気で気持ちのよいドライブ気分でした(ちなみに一人でした(笑))。


さて、この展示は、全92点・全作品日本初公開という内容。
ユトリロの生涯を4つの時代に分けて、ほぼ年代順に展示してありました。
直感で思ったことは、「風景画ばっかりだな~」ということ。

この展示の副タイトルというか、キャッチコピーは「パリを愛した孤独の画家」なのですが、展示の説明に書かれている彼の生涯がまさに「孤独」を感じるものでした。

ユトリロの母親はロートレックやルノアールなどのモデルを行ったスュザンヌ・ヴァラドン。私生児として生まれ、父親はわからず、14歳ごろには酒に溺れ、絵画もアルコール中毒のリハビリとしてはじめていました。だから彼の絵は独学であったようです。
ゴッホなど、生前まったく評価されず一枚しか絵が売れなかった画家もいますが、ユトリロは生前大成功をおさめ、フランスの大人気画家になり、勲章ももらっています。

しかし彼の生涯はアルコールと離れられず、入退院を繰り返し、母親やその再婚相手(=ユトリロと幾らも年齢の変わらないユトリロの知り合い)と同居しても半分軟禁され、60代になって結婚してみてもその結婚相手にほぼ軟禁され、街に出ては酒を飲み、酔っ払って警察にしょっぴかれて警察署でも絵を描かされて…絵を描くことを強制され...といった生涯でした。

解説にもユトリロは母親が原因で女性嫌いだったと書かれていましたが(しかし母親は彼にとっては絶対の存在であったとも)、
上記のようなことが一因で、人物画などは描けなかったのかなあと思いました。

わたしはエッジの利いた壁の表現がとても好きで(萌えといってもいいかも)、ユトリロの漆喰の描き方が素敵だなあと思っていたのですが、画中に出てくるデフォルメされたおしりの大きな女の人(中期ごろから作品にちらほら出てくる)よりも、壁のほうがよほど筆が雄弁でした。ぶっちゃけちゃうと、人物を描くタッチにまったくやる気が感じられないんです。
こちらがわを向いていないし、顔のアップで表情を魅せるものはありませんでした。

また人間とは正反対に、彼の中で教会が重要なモチーフであると知りました。
言われてみると、絵の中の教会の扱い方はとても真摯なものかも。
晩年は絵の制作の時間より祈りの時間のほうが長かったというユトリロ。
教会の絵を描くのは、一時彼の心を慰めたのかなあ、と思いを馳せました。
(でもよく家の塀の外に「助けて!」「出して!」と書いたメモを飛ばしていたとか…)
とても好みの展示でしたが、あまりにも画家の人生がやりきれないので(でも対外的に成功しててるので、わたしが勝手にユトリロの人生に出てくるアイコンをつなげて悲しいイメージをもってしまっただけかもしれないけど)、ちょっと切なくなってしまいました。

今回は思いきって画集を購入しました!
101203_01.jpg

「ブルイユの十字架、アンリ4世の狩りの待ち合わせ場所、ベッスィーヌ・スュル・ガルタンプ(オート=ヴィエンヌ県)」というグワッシュの作品と、「サン=ドミニク通りとエッフェル塔」「ゴブラン通り、パリ」などの作品がとくにいいな~と思いました。

ちなみに知人の上記の感想というのは「人物、下手じゃない?(笑)」という身も蓋もないものでした(笑)。
その知人はユトリロの絵画制作の環境から「まわりの人に、人物入れたほうが絵が売れると思われて、無理矢理描かせられたんだよ」と推理していました。一理あるなあ~と思いました。それぐらいなんていうか、落差があったんです、街並みと人物の描き方に。
わたしの感想は、風景画ばっかりだな~以外は、「(幼少期の写真をみて)セーラー服がよく似合う美少年だなあ」と、「母親の影響すごいなあ。マザー・コンプレックスだなあきっと…」でした。パリは寒そうだなあ(冬の絵が比較的多かったような…)という他愛もないことでした。これ、雑念ですね(笑)あとは壁がやっぱり気になってしまいました。

【モーリス・ユトリロ展 パリを愛した孤独の画家】
2010年10月22日(金)~2010年12月5日(日)
豊橋市美術博物館(9:00~17:00)
※一般当日券は1000円ですが、インターネット割引ありますよ!

豊橋市美術博物館
〒440-0801
愛知県豊橋市今橋町3番地の1(豊橋公園内)
TEL (0532)51-2882 FAX (0532)56-2123
JR・名鉄「豊橋」駅前より市内電車乗車、「豊橋公園前」下車、徒歩3分

☆有料駐車場ありますが、美術館利用すれば3時間分は無料になります!☆

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